胎内川 その2

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    昨日に引き続き胎内川の名前の由来です。

    今日は、「鯛な」説。

    古い文献を見ると、「タイナ川」や「太伊乃河(たいのかわ)」、

    「鯛名(たいな)川」と記されているものがあります。

    雪どけの時期になると上流の山に残った雪が「鯛の頭」「鯛形」に見えたことから

    「たいな川」と名づけられたというもの。



    余談ですが、検定の会議を始めたばかりの頃、

    「皆で検定のマスコットを考えたいね」という話になり、

    メンバーの天木君が「鯛ナイト(たいないと)」というキャラを

    考えてきたことがありました。

    頭が鯛で、体が騎士。「鯛の形の騎士」です。

    「胎内市に鯛は関係ねぇだろう!」

    ということで却下になりました。

    ごめん。かなり関係あったね。

    知らないのはコワイ。

    その後も紆余曲折あって、

    今のやらにゃん公募につながっているんですが、

    「鯛ナイト」が生きていたら「やらにゃん」ではなく、

    「胎内調べタイ!鯛ナイ隊!」とかになっていたかも!

    う〜ん、早口言葉みたいだ!


    話を元に戻しましょう。

    雪解け頃、山肌と雪が作る模様を何かの形に見立ててるということは、

    全国の至る所で行われているそうです。

    これを雪形といいますが、雪国新潟が一番雪形の数が多いそうです。

    由来となった「鯛形」の雪形は、

    飯豊連峰の杁差岳(えぶりさしだけ)に見られるとのこと。

    この雪形は古くから農業に活用されていたそうです。

    「鯛形」が現れたら田植えの準備に取りかかる時期、

    さらにその尻尾が切れると田植え時期、

    鯛の目が開くと豆植え時期、といった具合です。

    農作業を行うときの目安=農事暦として生活に溶け込んでいたそうです。

    で、この鯛形の画像があればなぁと探してみると・・・・

    ありました!が・・・

    これですか?
    鯛の雪形.jpg
    ・・・・微妙です。

    目が開いてそうなので、豆植え時期の状態でしょうか?

    見えなくも。。。。ない?ある?どっちだ?

    鯛ですよね。
    真鯛2.jpg
    この角度でいいんですよねぇ。

    頭だけですか?
    鯛お頭.JPG
    こういう感じ?

    それともこういう感じでしょうか?
    鯛完食.jpg

    いずれにしても微妙です。



    皆さんも是非実物を見て「鯛形」に見えるかどうかわかりませんが(笑)

    雪もあることですし、是非確認してみましょう。

    今、農家の方は田植え準備に取り掛かっているところだと思います。

    昔と同じなら、「鯛形」多分しっぽ付きの状態では浮かんでるはずです。

    次回の調査会は樽ヶ橋ですが、そこから確認できればいいですねぇ。


    ちなみにこちらは、神奈川県丹沢山地の白馬の雪形
    (ウィキペディアより)
    雪形.jpg
    これならはっきりわかる!白馬が山を駆け上っています。

    これ見れたらなんかいいことありそうですよね。



    さて、胎内川の由来は、これでなんか決まってしまいそうなので、

    敢えて難癖つけてみることにします。

    たとえば、確認して「鯛形」に見えたとしてですね、

    これにも疑問が残らない訳ではありません。

    なぜ「鯛形」なんでしょうか?

    素朴な疑問として、もう少し身近なものじゃだめだったのか?

    魚にしてもフナとか鮭とか。

    見えたんだから仕方がないだろうという人もいるかと思いますが、

    胎内川は昔は海に注いでいなかった事を考えると、

    当時としては、鯛は、大変貴重だったと思われます。

    つまり身近にはあまりないと思われる訳です。

    そういう身近にないと思われるものを名前につけるからには、

    それなりの理由があっただろうと想像されます。

    魚と言えば「鯛」なんでしょうか?

    鯛=「めでたい」からでしょうか。

    謎です。



    それからもう一つ、何故「鯛」という文字を使わずに

    「太伊乃川」と表記したのでしょうか?

    「鯛」も昔は「太伊」と表記していたとか?

    郷土史歴史研究家の水澤幸一氏(胎内市役所)が

    書かれた「奥山荘城館遺跡」(同成社)によれば、

    胎内川は、13世紀頃には「たいない川」と呼ばれていたそうです。

    「太伊乃川」の表記の「乃」は乃至(ないし)の「乃」であり、

    「太伊乃川」と書いて「たいない川」と呼ぶのが正しいとのこと。

    もともと「たいない川」であるとすると、

    「鯛」から来るというのも疑問です。

    逆に「鯛」でないとすれば「太伊乃」とは何でしょうか?

    別な意味があるのか?

    謎です。

    知ってる方、研究されている方、

    是非教えて頂きたいです。

    (つづく)

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